





株式会社ENEOSマテリアル様
株式会社ENEOSマテリアル様
従業員数
従業員数
連結3,149名(2024年4月1日現在)
連結3,149名(2024年4月1日現在)
業種
業種
合成ゴム、その他化学工業製品・原料の製造販売
合成ゴム、その他化学工業製品・原料の製造販売
お話を伺った方
お話を伺った方
生産技術本部 製造技術センター 鹿島グループ 有満 直樹さん(左) 木村 康平さん(右)
生産技術本部 製造技術センター 鹿島グループ 有満 直樹さん(左) 木村 康平さん(右)
導入開始
導入開始
2024年10月
2024年10月
ステータス
ステータス
利用継続中
利用継続中
導入目的
組織風土改革・組織力/競争力の向上・労働安全衛生の強化
2020年にTeamSticker (チームステッカー)を導入し、4年が経った株式会社ENEOSマテリアルの担当者に、導入当時の決め手や狙いをインタビュー。4年間で進化した、研修とAIを用いた取組など、「感謝」のこだわりについて、たっぷりとお聞きしました。
やりがいを感じるには「感謝・称賛」が大切だった

ーどのようなお仕事を?
有満さん
鹿島の製造技術センターでマネージャーをしています。ENEOSマテリアルになる前のJSR時代から数えると、チームステッカーはもう4年使っていることになりますね。
木村さん
同じく製造技術センターで勤務しています。私は、2022年に中途入社しました。職場内の感謝はとても大事にされていて、感謝のためのツールも導入しているなんていい会社だなと、率直に思いました。
ー2020年の導入当時、会社の風土にどのような課題が?
有満さん
全社アンケートで、「やりがい」のスコアが低いことが問題点でした。じゃあ、どういう時にやりがいを感じるのかヒアリングしてみたところ、「感謝された時」が最もやりがいを感じる、ということだったんです。そこで、気軽に感謝を伝えられるチームステッカーの導入を決めました。
ーチームステッカーを導入した第一印象は?
有満さん
今だから言いますけど、正直、最初はあまり前向きじゃなかったんです。本当に効果があるのかな?と。でも、使わずに批判してもしょうがないので、まずはたくさん使ってみることにしました。気がつけば、ハマっていました(笑)。
ーどこに魅力を感じたのでしょうか?
有満さん
誰かに「ありがとう」と思っていても、伝えられていないことが何度もありました。現場では3交代制なのですが、日中顔を合わせない方に、業務を引き継いでいるのに感謝を伝えられていなかったりとか。相手の立場になって考えてみたらわかるのですが、顔を合わせず、感謝もされないのに、「これやっといて」って言われたら、そりゃあやる気もなくなりますよね。そういう方に時間差で感謝を伝えられたことが嬉しかったです。
ー実際使ってみてどう感じられていますか?
木村さん
入社当初、上司から「ようこそ」ステッカーをもらえて嬉しかったのを覚えています。歓迎されていることが伝わってきて、働くモチベーションになりました。また、「課題形成力」や「対人対応力」等の重要なコンピテンシーが表現されたステッカーに落とし込み、感謝・称賛は広義のポジティブフィードバックと見なして、部下の良い行動を見た上司がチームステッカーを送るという運用ルールも設けています。そういうなかで、私の一つひとつの仕事にも、丁寧にフィードバックをいただいているので、何が評価されていて、何が求められているのかが明確となり、とても働きやすいですね。

職場が重要視しているコンピテンシーを表現したステッカーの実例
ー上司との関係もよくなったのですね。同僚に対してはいかがですか?
木村さん
単純に、人のいいところを見つけられるようになったと思います。どこに、どのように、感謝しているかに意識的になりました。
ー使用率アップのための工夫は?
有満さん
「業務に近いところで使う」という事がポイントですね。「ヒヤリハット!」のような安全に関わるスタンプをカジュアルに使うことで、気軽に送りあう雰囲気ができていったと思います。

安全衛生や業務連絡の利用を想定した「業務に近いところで使う」ステッカーの実例
ー導入して変わった事は?
有満さん
公開環境設定で利用しているため、チームステッカーのフィードでは、誰かが送ったステッカーを全員見ることができます。誰かが送ったポジティブな感謝や称賛を見ているだけでも学びがあるんです。「こう使えばいいんだな」「こんなところまで見てくれているのか」と。上司も部下も同僚も、感謝と称賛の回数が増えていると思いますね。
どう感謝を伝えたらいいのか、分からないから

ーなぜ「AIアドバイス機能 × リフレクション支援」を?
有満さん
感謝の習慣はついてきても、「どうメッセージを送ればいいか分からない」という声も、まだまだありました。特に、メッセージの中身の質を意識する必要がある場面、例えばリーダーからメンバーへのフィードバックをするときなんかは、苦戦されている方がいました。少なくとも、送るまでに時間がかかっている方が多い状況でした。メッセージの質が高くなるための学習機会として「AIアドバイス機能」の活用をコミュニティオの皆さんから薦められて、試しに導入してみました。

AIアドバイス機能のUIイメージ(答えではなく複数のヒントを生成する建付けが特徴)
そして、どう送ればいいかを自分で学んだ後は、「リフレクション支援」を、福岡教育大学 名誉教授で、いまはコミュニティオに在籍している小泉さん(博士(心理学))に実施していただきました。これは、AIアドバイスを導入した後に、「メンバーに送るメッセージは変わりましたか」「メンバーとの接し方は変わりましたか」と、定点観測のように問いをいただくという場です。答えを与えていただくのではなく、自分で気づくことに重点が置かれているので、しっかりと心に刻み込まれる研修だと思います。

「AIアドバイス機能 × リフレクション支援によるマネージャー育成」の概念図
ー「AIアドバイス機能 × リフレクション支援」で、どんな成果が?
有満さん
ステッカーを送る頻度があがり、メッセージの質を評価するスコアも伸びています。今回の「AIアドバイス機能 × リフレクション支援」は、7月末から9月中旬の約1か月半で、各週で実施いただき、リーダー7名が参加しました。メッセージのスコアは7名全員が向上し、10ポイント以上向上した人が多数というビックリする結果となりました。これまでは、「これをしてくれてありがとう」というシンプルなメッセージだったのが、AIアドバイスがあると、「前にもやってくれてありがとう」「今まで何度もこういうところに助けられた」「こんな工夫をしてくれて嬉しかった」など、相手との関係性や共有体験に言及し、具体的なエピソードも踏まえて書くように意識や行動が変わりました。その結果として、メッセージの質の明確な改善となって現れたと感じています。

効果検証結果①:メッセージの質を評価するスコア(メッセージスコア)に関する学習前後の比較結果
メッセージスコア以外にも自己回答式の質問票で効果検証を実施しましたが、「職場への協力的な態度」という項目が学習の前後で統計的有意性をもって改善したことを確認できました。感謝の質を高めようとする動機付けによって、部下の日ごろの取組状況を意識的に観たり、それまで気付かなかった仕事の状況に目を向けるようになったことで、「部下の意欲を高めるための話をする」、「職場内の意見の相違や改善を励ます」、「問題やトラブルなどを率先して解決しようとする」等の行動が出やすくなったのではないかと考えています。

効果検証結果②:自己回答式の質問票を用いて「職場への協力的態度」に関する学習前後の比較結果
ーAIの良さは?
木村さん
人間じゃなくてAIだからこそ、素直にアドバイスを聞けるというのはあるかもしれません。それに、何度聞いても嫌がられないのもいいですね(笑)。振り返れば、ビジネスメールの添削は受けたことがあっても、自分の私秘的な感情表現に対しては誰かに何かを言われたことは無く、感情表現の学習機会ということで、とても新鮮でした。感情や想いの領域とAIってとても相性が良いのかもしれません。
「AIアドバイス機能 × リフレクション支援」で、感謝のスキルが上がった

ーリフレクション支援はいかがでしたか?
木村さん
メンバーとの関係性やステッカーの出し方の変化を聞かれるので、それを意識して過ごす1週間になりました。そうすると、メンバーのいいところや、どう感謝するかに意識的になるんですよね。上司の話ですが、業務だけでなく、家庭での妻への感謝の伝え方までも変わったらしく、すごい変化だなと思いました。
ーAIや研修など、チームステッカーの新たな取り組みについてどう思いますか?
有満さん
タイミングがよかったと思います。まずはステッカーやスタンプに慣れて、もっとうまくメッセージを送りたいと思ったところで、AIアドバイスが導入され、感謝の送り方が体でわかってきたところで、心に刻まれるリフレクション支援に参加した。この順番が逆だったら、ここまでうまくいっていなかったかもしれません。
木村さん
どちらの取組も、主体性が伸びることがよかった。AIに正解をもらったり、セミナーで「こうするといいですよ」と言われたりするだけだと、自分自身に変化がありませんから。
ー今後の展望は?
有満さん
まだまだ、使用率を上げるためには、常になんらかの刺激が必要だと思っています。もっと、他の課とつながることも考えたいですね。そうして、メンバーのやる気ややりがいをもっともっと引き出していきたいと思います。また、メッセージスコアの向上のとおり、リーダーに変化があったので、そのリーダーが指導している部下層への影響をサーベイやアンケートを使って確認したいと思っています。上司に変化があり、その変化が部下にも良い影響があったことをしっかり効果検証して、職場の雰囲気と組織力の二つが同時に良くなったことを示せたら嬉しいなと思います。
木村さん
「AIアドバイス機能 × リフレクション支援」で学んだリーダーの変化は、メンバーから見ても分かりました。感謝を伝えようという強い思いが伝わってきています。それを見て、自分自身も、もっと感謝を伝えようという気持ちになりました。その伝え方も、さらに工夫できると思います。
ーありがとうございました!

※当記事記載の所属団体・所属部署・役職、および掲載内容は取材時のものです。
2020年にTeamSticker (チームステッカー)を導入し、4年が経った株式会社ENEOSマテリアルの担当者に、導入当時の決め手や狙いをインタビュー。4年間で進化した、研修とAIを用いた取組など、「感謝」のこだわりについて、たっぷりとお聞きしました。
やりがいを感じるには「感謝・称賛」が大切だった

ーどのようなお仕事を?
有満さん
鹿島の製造技術センターでマネージャーをしています。ENEOSマテリアルになる前のJSR時代から数えると、チームステッカーはもう4年使っていることになりますね。
木村さん
同じく製造技術センターで勤務しています。私は、2022年に中途入社しました。職場内の感謝はとても大事にされていて、感謝のためのツールも導入しているなんていい会社だなと、率直に思いました。
ー2020年の導入当時、会社の風土にどのような課題が?
有満さん
全社アンケートで、「やりがい」のスコアが低いことが問題点でした。じゃあ、どういう時にやりがいを感じるのかヒアリングしてみたところ、「感謝された時」が最もやりがいを感じる、ということだったんです。そこで、気軽に感謝を伝えられるチームステッカーの導入を決めました。
ーチームステッカーを導入した第一印象は?
有満さん
今だから言いますけど、正直、最初はあまり前向きじゃなかったんです。本当に効果があるのかな?と。でも、使わずに批判してもしょうがないので、まずはたくさん使ってみることにしました。気がつけば、ハマっていました(笑)。
ーどこに魅力を感じたのでしょうか?
有満さん
誰かに「ありがとう」と思っていても、伝えられていないことが何度もありました。現場では3交代制なのですが、日中顔を合わせない方に、業務を引き継いでいるのに感謝を伝えられていなかったりとか。相手の立場になって考えてみたらわかるのですが、顔を合わせず、感謝もされないのに、「これやっといて」って言われたら、そりゃあやる気もなくなりますよね。そういう方に時間差で感謝を伝えられたことが嬉しかったです。
ー実際使ってみてどう感じられていますか?
木村さん
入社当初、上司から「ようこそ」ステッカーをもらえて嬉しかったのを覚えています。歓迎されていることが伝わってきて、働くモチベーションになりました。また、「課題形成力」や「対人対応力」等の重要なコンピテンシーが表現されたステッカーに落とし込み、感謝・称賛は広義のポジティブフィードバックと見なして、部下の良い行動を見た上司がチームステッカーを送るという運用ルールも設けています。そういうなかで、私の一つひとつの仕事にも、丁寧にフィードバックをいただいているので、何が評価されていて、何が求められているのかが明確となり、とても働きやすいですね。

職場が重要視しているコンピテンシーを表現したステッカーの実例
ー上司との関係もよくなったのですね。同僚に対してはいかがですか?
木村さん
単純に、人のいいところを見つけられるようになったと思います。どこに、どのように、感謝しているかに意識的になりました。
ー使用率アップのための工夫は?
有満さん
「業務に近いところで使う」という事がポイントですね。「ヒヤリハット!」のような安全に関わるスタンプをカジュアルに使うことで、気軽に送りあう雰囲気ができていったと思います。

安全衛生や業務連絡の利用を想定した「業務に近いところで使う」ステッカーの実例
ー導入して変わった事は?
有満さん
公開環境設定で利用しているため、チームステッカーのフィードでは、誰かが送ったステッカーを全員見ることができます。誰かが送ったポジティブな感謝や称賛を見ているだけでも学びがあるんです。「こう使えばいいんだな」「こんなところまで見てくれているのか」と。上司も部下も同僚も、感謝と称賛の回数が増えていると思いますね。
どう感謝を伝えたらいいのか、分からないから

ーなぜ「AIアドバイス機能 × リフレクション支援」を?
有満さん
感謝の習慣はついてきても、「どうメッセージを送ればいいか分からない」という声も、まだまだありました。特に、メッセージの中身の質を意識する必要がある場面、例えばリーダーからメンバーへのフィードバックをするときなんかは、苦戦されている方がいました。少なくとも、送るまでに時間がかかっている方が多い状況でした。メッセージの質が高くなるための学習機会として「AIアドバイス機能」の活用をコミュニティオの皆さんから薦められて、試しに導入してみました。

AIアドバイス機能のUIイメージ(答えではなく複数のヒントを生成する建付けが特徴)
そして、どう送ればいいかを自分で学んだ後は、「リフレクション支援」を、福岡教育大学 名誉教授で、いまはコミュニティオに在籍している小泉さん(博士(心理学))に実施していただきました。これは、AIアドバイスを導入した後に、「メンバーに送るメッセージは変わりましたか」「メンバーとの接し方は変わりましたか」と、定点観測のように問いをいただくという場です。答えを与えていただくのではなく、自分で気づくことに重点が置かれているので、しっかりと心に刻み込まれる研修だと思います。

「AIアドバイス機能 × リフレクション支援によるマネージャー育成」の概念図
ー「AIアドバイス機能 × リフレクション支援」で、どんな成果が?
有満さん
ステッカーを送る頻度があがり、メッセージの質を評価するスコアも伸びています。今回の「AIアドバイス機能 × リフレクション支援」は、7月末から9月中旬の約1か月半で、各週で実施いただき、リーダー7名が参加しました。メッセージのスコアは7名全員が向上し、10ポイント以上向上した人が多数というビックリする結果となりました。これまでは、「これをしてくれてありがとう」というシンプルなメッセージだったのが、AIアドバイスがあると、「前にもやってくれてありがとう」「今まで何度もこういうところに助けられた」「こんな工夫をしてくれて嬉しかった」など、相手との関係性や共有体験に言及し、具体的なエピソードも踏まえて書くように意識や行動が変わりました。その結果として、メッセージの質の明確な改善となって現れたと感じています。

効果検証結果①:メッセージの質を評価するスコア(メッセージスコア)に関する学習前後の比較結果
メッセージスコア以外にも自己回答式の質問票で効果検証を実施しましたが、「職場への協力的な態度」という項目が学習の前後で統計的有意性をもって改善したことを確認できました。感謝の質を高めようとする動機付けによって、部下の日ごろの取組状況を意識的に観たり、それまで気付かなかった仕事の状況に目を向けるようになったことで、「部下の意欲を高めるための話をする」、「職場内の意見の相違や改善を励ます」、「問題やトラブルなどを率先して解決しようとする」等の行動が出やすくなったのではないかと考えています。

効果検証結果②:自己回答式の質問票を用いて「職場への協力的態度」に関する学習前後の比較結果
ーAIの良さは?
木村さん
人間じゃなくてAIだからこそ、素直にアドバイスを聞けるというのはあるかもしれません。それに、何度聞いても嫌がられないのもいいですね(笑)。振り返れば、ビジネスメールの添削は受けたことがあっても、自分の私秘的な感情表現に対しては誰かに何かを言われたことは無く、感情表現の学習機会ということで、とても新鮮でした。感情や想いの領域とAIってとても相性が良いのかもしれません。
「AIアドバイス機能 × リフレクション支援」で、感謝のスキルが上がった

ーリフレクション支援はいかがでしたか?
木村さん
メンバーとの関係性やステッカーの出し方の変化を聞かれるので、それを意識して過ごす1週間になりました。そうすると、メンバーのいいところや、どう感謝するかに意識的になるんですよね。上司の話ですが、業務だけでなく、家庭での妻への感謝の伝え方までも変わったらしく、すごい変化だなと思いました。
ーAIや研修など、チームステッカーの新たな取り組みについてどう思いますか?
有満さん
タイミングがよかったと思います。まずはステッカーやスタンプに慣れて、もっとうまくメッセージを送りたいと思ったところで、AIアドバイスが導入され、感謝の送り方が体でわかってきたところで、心に刻まれるリフレクション支援に参加した。この順番が逆だったら、ここまでうまくいっていなかったかもしれません。
木村さん
どちらの取組も、主体性が伸びることがよかった。AIに正解をもらったり、セミナーで「こうするといいですよ」と言われたりするだけだと、自分自身に変化がありませんから。
ー今後の展望は?
有満さん
まだまだ、使用率を上げるためには、常になんらかの刺激が必要だと思っています。もっと、他の課とつながることも考えたいですね。そうして、メンバーのやる気ややりがいをもっともっと引き出していきたいと思います。また、メッセージスコアの向上のとおり、リーダーに変化があったので、そのリーダーが指導している部下層への影響をサーベイやアンケートを使って確認したいと思っています。上司に変化があり、その変化が部下にも良い影響があったことをしっかり効果検証して、職場の雰囲気と組織力の二つが同時に良くなったことを示せたら嬉しいなと思います。
木村さん
「AIアドバイス機能 × リフレクション支援」で学んだリーダーの変化は、メンバーから見ても分かりました。感謝を伝えようという強い思いが伝わってきています。それを見て、自分自身も、もっと感謝を伝えようという気持ちになりました。その伝え方も、さらに工夫できると思います。
ーありがとうございました!

※当記事記載の所属団体・所属部署・役職、および掲載内容は取材時のものです。




