





NEC(日本電気株式会社)様
NEC(日本電気株式会社)様
従業員数
従業員数
単独 20,589名(2021年3月末現在) 連結 114,714名(2021年3月末現在)
単独 20,589名(2021年3月末現在) 連結 114,714名(2021年3月末現在)
業種
業種
ICT(情報通信技術)を活用して社会インフラを高度化する「社会ソリューション事業」
ICT(情報通信技術)を活用して社会インフラを高度化する「社会ソリューション事業」
お話を伺った方
お話を伺った方
NECソリューションイノベータ株式会社/エンタープライズ事業ライン/グループICT事業部 小野 みさきさん NECソリューションイノベータ株式会社/エンタープライズ事業ライン/グループICT事業部 加藤 貴久さん 日本電気株式会社/人事総務部門/人事総務部 細見 茜さん NECソリューションイノベータ株式会社/エンタープライズ事業ライン/グループICT事業部 主任 荒井 利恵さん
NECソリューションイノベータ株式会社/エンタープライズ事業ライン/グループICT事業部 小野 みさきさん NECソリューションイノベータ株式会社/エンタープライズ事業ライン/グループICT事業部 加藤 貴久さん 日本電気株式会社/人事総務部門/人事総務部 細見 茜さん NECソリューションイノベータ株式会社/エンタープライズ事業ライン/グループICT事業部 主任 荒井 利恵さん
導入開始
導入開始
2022年5月
2022年5月
ステータス
ステータス
利用継続中
利用継続中
導入目的
認め合い高め合う文化の醸成
国内グループだけでも65,000名を超え、グローバルを合わせると120,000名を超える社員が所属する巨大企業であるNEC。今は国内でのみTeamSticker(以下チームステッカー)を利用中ですが、今後グローバルにも拡げていくという。外部サービスであるチームステッカーを導入するまでには、文化的にも、システム的にも、数々のハードルがありました。その一つひとつを乗り越えてきた人事総務部門とシステム部門の皆さんに、2つのチームの連携についてお伺いしました。
チームステッカー導入の背景は?
もともと、輝いている社員を部内に紹介し称賛する「Thanks Tip 」という活動や、感謝や応援を相互に送り合う環境づくりなど、ボトムアップ的に「感謝と称賛」の活動が盛り上がってきていました。「見えないところで頑張っている人にスポットライトを」という期待感が個別に見えてきました。じゃあ、その動きを全社に展開できるように、人事総務部門とシステム部門で最初からタッグを組んで進めていこう、とプロジェクト化したのが、チームステッカー導入の大きな背景です。

「全社の皆さんの働きがいにつながるとうれしい」という細見さん
カルチャーとシステムの2つのチームが両輪で連携してプロジェクトを進められたことが、導入の大きなポイントだったと思います。具体的には、チームステッカーが、業務の中心的なプラットフォームであるMicrosoft Teams(以下チームズ)に組み込む形で使えるということが魅力的でした。やはり、チームズからブラウザへ遷移するという数秒の挙動でも利用率を下げてしまう要因となりますので、いつものUI(ユーザーインターフェイス)の中で安心且つストレスなく使える点が決め手の一つでした。
導入までのハードルは?
チームズに組み込むことができるというのはメリットなのですが、逆に言うと、導入することでチームズそのものに不具合が出てしまうと、日常業務に支障をきたしてしまいます。だから、導入までの技術検証は細かくやりましたね。まさに100本ノックというか。弊社のシステムに合わせてリアルタイムで開発していただくというステップになりました。
チームズのAzureAD(注1)によるログイン認証や、SCIM(注2)を活用した個人情報の統合管理やセキュリティの問題など、数多くの必須要件があったのですが、とにかく驚いたのはチームステッカーエンジニアチームのレスポンスの早さ。想像の3倍くらいのスピードで対応していただくことができました。最短で、とお願いして、3日間くらいかな、と思ったら、次の日には新しいバージョンにアップデートされていたり(笑)

「楽しいサービスなので、早く周りのみんなに使ってもらいたい」という加藤さん
クイックに効果検証することを目的として、まずはPoC(実証実験)を行いました。約2,000名のテストグループをつくり、実験的にチームステッカーを導入。その中で出てきた要望や感想を元に、何度も仕様を作り替えていく。この際にもチームステッカーエンジニアチームのレスポンスの良さに助けられました。
2回のPoCを経て、少しずつ改善を重ねていきました。ログイン不要にしたり、より日常的な挨拶をステッカーに加えたり。「なんでこれをやるの?」という声に応えて、説明会をしたり。人事総務部門とシステム部門、どちらか1つの部署だけだと難しい動きだったので、プロジェクトの最初から連携を取れていたことが、思い返しても大きかったですね。経営トップからではなくボトムアップで、しかも若手チーム中心の動きで、ここまでインパクトのある取り組みになったことに意味があると感じています。
導入してみての課題は?
やはり人数が増えるほど、こちらからの情報が届きづらいというのが課題です。また、想定していたよりも具体的な使い方や使う場面に戸惑いが見られるようなこともありました。送った相手がどう思うか、それを周りがどう見るか、などなど、チームステッカー利用の心がまえの面でもサポートの必要性を感じています。効果的な使い方をマンガ風にストーリ立てて紹介するなど情報発信の工夫を続けています。

具体的な使用シーンがイメージできる情報発信の一例

使い方をマンガ風に解説して理解促進
使い方を浸透させるアイデアとして大きかったのは、botからの情報発信システムです。実は、全社に向けてプッシュ通知できるしくみが、メール以外に今までなかったんです。社内のイントラシステムだと、ひとり一人が能動的に情報を取りに行かないといけなかったのですが、botからの通知はタイムリーに画面に表示されるので、情報共有のスピードがすごく上がりました。

「カードをもらうとやっぱりうれしい。興味を持ってもらえている実感がある。」という荒井さん
利用率が高いのは、上層部の理解があって、積極的に上司から使っているチームですね。気負うことなく「ありがとう」を投稿できる環境づくりがなされていて、メンバー全員が楽しんで使ってくれているようです。逆に、上司が使わないと、部下も使いづらいみたいです。カジュアルな表現なので「遊んでいるようにとられないかな?」と心配してしまうみたいで。
PoCの時にはタイムラインを全員公開にしていて、他者が褒めている様子を見ることで「自分もポジティブな気持ちになる」「ああやって褒めればいいのか!」などの効果も見えていました。ただ、全社導入にあたっては、タイムラインを非公開にすることにしました。同じ会社とはいえ、数万人いる他者の目を意識すると、どうしても投稿を躊躇してしまうだろうと思いまして。段階的にオープンにしていければいいなと思っています。

「朝、タイムラインを見ることでポジティブな気持ちになっていました」という小野さん
グローバルへと導入を広げる際の課題は?
英語で使ってもらえるのかどうか?という言語や文化の問題もありますが、その前に、チームズでコミュニケーションしていない拠点もあるので、システム的にも新たなハードルがあります。その対応についてもチームステッカーエンジニアチームとタッグを組んで取り組んでいければと思います。私たちはシステム利用者側ではあるのですが、ある意味共創というか、チームステッカーチームの皆さんと共に、新しいサービスと文化をつくっている感覚がありますね。
プロジェクト全体について思うことは?
このプロジェクトに携わるようになって感じることは、チームメンバーに自身の感情を表現することにはニーズがあるんだな、ということです。特にテレワークが進んで、面と向かって接しないからこそ、不足していた感情のやりとりを、デジタルなコミュニケーションで補完していく。また、相手のポジティブな面を考えて書いている時間も、自分にとっていい効果がある。こんな時代だからこそ気づけた新しい価値だなと思いました。チームメンバーとのコミュニケーション改善は働きがいにつながっていくと思うので、強い気持ちで進めています。
社内では、「Smart Work 2.0」と呼ぶ新たな働き方改革の中で、働きがいの実感を高め、デジタルとリアルを融合させながら、心理的安全性を意識したコミュニケーションを進めています。例えばチームステッカーの絵柄をオリジナルチョコにして、リアルでも感謝の気持ちを表現するアイテムとして使っていただいたり、#thankstoryというハッシュタグをつけてチームステッカーを贈ると、コミュニケーションスペースでドリンク一杯無料になったりもその一部。いつもの「ありがとう」の投稿にギフトを添えて贈る”ピアギフト”機能も試してみるつもりです。誰かにモノを贈る行動も感情表現のひとつ。もっともっと、たくさんの人に使ってもらって「こんなにいいことがあるんだ!」と気づいてもらいたいと思っています。

ステッカーのイラストをオリジナルチョコに

素敵な職場で、楽しく迎え入れていただき、ありがとうございました!
素敵な職場で、楽しく迎え入れていただき、ありがとうございました!
注1)AzureAD
Azure Active Directory (Azure AD) は、クラウドベースの ID およびアクセス管理サービス。 このサービスは、従業員が Microsoft 365、Azure portal やその他のさまざまな SaaS アプリケーションなどの外部リソースにアクセスするのに役立つ。このNECのAzureADの認証と連携することで、NEC社員はTeamSuite(チームスイート)へのログインをMicrosoft365と同じIDとパスワードで利用することができる。加えて、NECではチームズの中でチームスイートを利用しているため、チームズにはすでにMicrosoft365のIDで入ってチームズ自体を利用していることから、その状態をそのまま保持するかたちで、再度のログインを求められることなくチームステッカーを使い始めることができる仕様。
注2)SCIM
SCIMとは、SCIMはSystem for Cross-domain Identity Managementの略称であり、複数のドメイン間でユーザーID情報のやり取りを自動化するために作られた規格。
今回の取り組みでは、AzureAD上でのアカウント情報(入社の際にはIDやメアドが発行される、退職の際にはそれらのIDやメアドが無効化される)をチームスイート側で同期することで、チームスイートアカウントを別で管理することなくアカウントの管理が自動化されており、これを実現した仕組みがSCIM。
※当記事記載の所属団体・所属部署・役職、および掲載内容は取材時のものです。
国内グループだけでも65,000名を超え、グローバルを合わせると120,000名を超える社員が所属する巨大企業であるNEC。今は国内でのみTeamSticker(以下チームステッカー)を利用中ですが、今後グローバルにも拡げていくという。外部サービスであるチームステッカーを導入するまでには、文化的にも、システム的にも、数々のハードルがありました。その一つひとつを乗り越えてきた人事総務部門とシステム部門の皆さんに、2つのチームの連携についてお伺いしました。
チームステッカー導入の背景は?
もともと、輝いている社員を部内に紹介し称賛する「Thanks Tip 」という活動や、感謝や応援を相互に送り合う環境づくりなど、ボトムアップ的に「感謝と称賛」の活動が盛り上がってきていました。「見えないところで頑張っている人にスポットライトを」という期待感が個別に見えてきました。じゃあ、その動きを全社に展開できるように、人事総務部門とシステム部門で最初からタッグを組んで進めていこう、とプロジェクト化したのが、チームステッカー導入の大きな背景です。

「全社の皆さんの働きがいにつながるとうれしい」という細見さん
カルチャーとシステムの2つのチームが両輪で連携してプロジェクトを進められたことが、導入の大きなポイントだったと思います。具体的には、チームステッカーが、業務の中心的なプラットフォームであるMicrosoft Teams(以下チームズ)に組み込む形で使えるということが魅力的でした。やはり、チームズからブラウザへ遷移するという数秒の挙動でも利用率を下げてしまう要因となりますので、いつものUI(ユーザーインターフェイス)の中で安心且つストレスなく使える点が決め手の一つでした。
導入までのハードルは?
チームズに組み込むことができるというのはメリットなのですが、逆に言うと、導入することでチームズそのものに不具合が出てしまうと、日常業務に支障をきたしてしまいます。だから、導入までの技術検証は細かくやりましたね。まさに100本ノックというか。弊社のシステムに合わせてリアルタイムで開発していただくというステップになりました。
チームズのAzureAD(注1)によるログイン認証や、SCIM(注2)を活用した個人情報の統合管理やセキュリティの問題など、数多くの必須要件があったのですが、とにかく驚いたのはチームステッカーエンジニアチームのレスポンスの早さ。想像の3倍くらいのスピードで対応していただくことができました。最短で、とお願いして、3日間くらいかな、と思ったら、次の日には新しいバージョンにアップデートされていたり(笑)

「楽しいサービスなので、早く周りのみんなに使ってもらいたい」という加藤さん
クイックに効果検証することを目的として、まずはPoC(実証実験)を行いました。約2,000名のテストグループをつくり、実験的にチームステッカーを導入。その中で出てきた要望や感想を元に、何度も仕様を作り替えていく。この際にもチームステッカーエンジニアチームのレスポンスの良さに助けられました。
2回のPoCを経て、少しずつ改善を重ねていきました。ログイン不要にしたり、より日常的な挨拶をステッカーに加えたり。「なんでこれをやるの?」という声に応えて、説明会をしたり。人事総務部門とシステム部門、どちらか1つの部署だけだと難しい動きだったので、プロジェクトの最初から連携を取れていたことが、思い返しても大きかったですね。経営トップからではなくボトムアップで、しかも若手チーム中心の動きで、ここまでインパクトのある取り組みになったことに意味があると感じています。
導入してみての課題は?
やはり人数が増えるほど、こちらからの情報が届きづらいというのが課題です。また、想定していたよりも具体的な使い方や使う場面に戸惑いが見られるようなこともありました。送った相手がどう思うか、それを周りがどう見るか、などなど、チームステッカー利用の心がまえの面でもサポートの必要性を感じています。効果的な使い方をマンガ風にストーリ立てて紹介するなど情報発信の工夫を続けています。

具体的な使用シーンがイメージできる情報発信の一例

使い方をマンガ風に解説して理解促進
使い方を浸透させるアイデアとして大きかったのは、botからの情報発信システムです。実は、全社に向けてプッシュ通知できるしくみが、メール以外に今までなかったんです。社内のイントラシステムだと、ひとり一人が能動的に情報を取りに行かないといけなかったのですが、botからの通知はタイムリーに画面に表示されるので、情報共有のスピードがすごく上がりました。

「カードをもらうとやっぱりうれしい。興味を持ってもらえている実感がある。」という荒井さん
利用率が高いのは、上層部の理解があって、積極的に上司から使っているチームですね。気負うことなく「ありがとう」を投稿できる環境づくりがなされていて、メンバー全員が楽しんで使ってくれているようです。逆に、上司が使わないと、部下も使いづらいみたいです。カジュアルな表現なので「遊んでいるようにとられないかな?」と心配してしまうみたいで。
PoCの時にはタイムラインを全員公開にしていて、他者が褒めている様子を見ることで「自分もポジティブな気持ちになる」「ああやって褒めればいいのか!」などの効果も見えていました。ただ、全社導入にあたっては、タイムラインを非公開にすることにしました。同じ会社とはいえ、数万人いる他者の目を意識すると、どうしても投稿を躊躇してしまうだろうと思いまして。段階的にオープンにしていければいいなと思っています。

「朝、タイムラインを見ることでポジティブな気持ちになっていました」という小野さん
グローバルへと導入を広げる際の課題は?
英語で使ってもらえるのかどうか?という言語や文化の問題もありますが、その前に、チームズでコミュニケーションしていない拠点もあるので、システム的にも新たなハードルがあります。その対応についてもチームステッカーエンジニアチームとタッグを組んで取り組んでいければと思います。私たちはシステム利用者側ではあるのですが、ある意味共創というか、チームステッカーチームの皆さんと共に、新しいサービスと文化をつくっている感覚がありますね。
プロジェクト全体について思うことは?
このプロジェクトに携わるようになって感じることは、チームメンバーに自身の感情を表現することにはニーズがあるんだな、ということです。特にテレワークが進んで、面と向かって接しないからこそ、不足していた感情のやりとりを、デジタルなコミュニケーションで補完していく。また、相手のポジティブな面を考えて書いている時間も、自分にとっていい効果がある。こんな時代だからこそ気づけた新しい価値だなと思いました。チームメンバーとのコミュニケーション改善は働きがいにつながっていくと思うので、強い気持ちで進めています。
社内では、「Smart Work 2.0」と呼ぶ新たな働き方改革の中で、働きがいの実感を高め、デジタルとリアルを融合させながら、心理的安全性を意識したコミュニケーションを進めています。例えばチームステッカーの絵柄をオリジナルチョコにして、リアルでも感謝の気持ちを表現するアイテムとして使っていただいたり、#thankstoryというハッシュタグをつけてチームステッカーを贈ると、コミュニケーションスペースでドリンク一杯無料になったりもその一部。いつもの「ありがとう」の投稿にギフトを添えて贈る”ピアギフト”機能も試してみるつもりです。誰かにモノを贈る行動も感情表現のひとつ。もっともっと、たくさんの人に使ってもらって「こんなにいいことがあるんだ!」と気づいてもらいたいと思っています。

ステッカーのイラストをオリジナルチョコに

素敵な職場で、楽しく迎え入れていただき、ありがとうございました!
素敵な職場で、楽しく迎え入れていただき、ありがとうございました!
注1)AzureAD
Azure Active Directory (Azure AD) は、クラウドベースの ID およびアクセス管理サービス。 このサービスは、従業員が Microsoft 365、Azure portal やその他のさまざまな SaaS アプリケーションなどの外部リソースにアクセスするのに役立つ。このNECのAzureADの認証と連携することで、NEC社員はTeamSuite(チームスイート)へのログインをMicrosoft365と同じIDとパスワードで利用することができる。加えて、NECではチームズの中でチームスイートを利用しているため、チームズにはすでにMicrosoft365のIDで入ってチームズ自体を利用していることから、その状態をそのまま保持するかたちで、再度のログインを求められることなくチームステッカーを使い始めることができる仕様。
注2)SCIM
SCIMとは、SCIMはSystem for Cross-domain Identity Managementの略称であり、複数のドメイン間でユーザーID情報のやり取りを自動化するために作られた規格。
今回の取り組みでは、AzureAD上でのアカウント情報(入社の際にはIDやメアドが発行される、退職の際にはそれらのIDやメアドが無効化される)をチームスイート側で同期することで、チームスイートアカウントを別で管理することなくアカウントの管理が自動化されており、これを実現した仕組みがSCIM。
※当記事記載の所属団体・所属部署・役職、および掲載内容は取材時のものです。


